こんにちは。TAiです。
一年ほど前にMVアグスタ F4RRのサイドカウルを塗装したので、塗装を考えている方の参考になればと思い投稿します。
こんな人にオススメ
・カウル塗装を考えている
・MVアグスタの社外パーツ体験談を知りたい
今回のカスタムは純正デザインを活かしたデザインにすることをコンセプトにしております。
塗装しようと思った理由
F4からF4RRに乗り換えて車体が新品になって満足していたものの、心のどこかでは以前のF4の方がかっこよかったなと思う自分がいました。
というのも、最初にF4購入を決意した理由としてカラーリングが大きな割合を占めているからです。
真っ白な車体がとても美しく感じたのを覚えています。
あ、もちろん現在のF4RRのデザインもまとまっていてかっこいいと思います。
ですが、私がF4シリーズに乗るきっかけとなった車体の白い面積が以前の車体と比べると狭くなっているのです。
比較するとこんな感じ。
どちらも良いデザインですが、個人的には以前乗っていたF4が好み。
というわけで、黒い部分のカウルを前のバイクのイメージに近づけた塗装を施そう!というのが今回の内容です。
純正カウルを塗装するか否か
カウルを塗装する前に2つ選択肢があることに気づきました。
- 今ついているカウルを塗装する。
- 新しくカウルを買って塗装する。
サイドカウルを塗装に出している間、中身むき出し状態で乗らなければならないことを考えると、予備のカウルを用意して塗装に出すのがいいと判断しネットサーフィンすること数日。
わかったことは純正カウルがめっちゃ高いこと。
サードパーティ製のカウルの方が圧倒的に安く、なんなら純正カウルよりもサードパーティ製のカーボンカウルのほうが安かったりします。
純正カウルを購入するよりは安上がりということで、せっかくなのでカーボンカウルを発注することにしました。
最終的には自分のバイクを白×赤のイメージにしていきたいです。
カーボンパーツが届きました
10ヶ月ほど待ち、カウルが届きました。
注文したカウルはサイドカウルとサイドパネルを左右1セット。
F4RRの黒いパーツと比較するとこんな感じ。※詳しくは左の画像参照
そして届いたものを装着するとこんな感じ。
めっちゃ赤ッッ!!
いわゆる一般的な普通のカーボンではなく、レッドカーボン仕様というものを注文してみました。
一見すると黒っぽく見えますが、光の加減で赤の発色が変化する感じ(伝わりますか?)
社外カウルの装着について
社外品のカウルをつける際に気になるのが噛み合わせ問題。
周囲に同じパーツを装着している方がおらず、ネットにもほとんど情報はない状態。
本当に装着できるのだろうか?ってかそもそも本当に今もこの部品売ってるの?
というのはF4シリーズだけでなく、MVアグスタのオーナーあるあると言っても過言ではないのではないでしょうか。
サイドカウルは比較的様々なメーカーから出ている部類かと思われますが、噛み合わせや納期については気になる部分。
ネットを探してもほとんど情報はなく、納期も不明。
せっかく人柱になったので、このページにたどり着いてくださった方の為になればと思い、私の体験談を記載いたします。
カーボンカウルの噛み合わせ
噛み合わせについてはほとんど問題なかったというのが結論です。
ほとんど、です。(ここ重要)
純正の部品と同じ感覚でピッタリ装着できるというわけではありませんが、数センチ単位でずれたりすることもなく、見た目に支障が出るくらい大幅な加工を施さなくてはいけなくなることはありませんでした。
ただでさえパーツの少ない車種なので個人的にはこれだけでもう満足です。
第一関門突破!って感じ。
手を加えた箇所は、クイックファスナーを差し込むためにサイドカウルに空いている穴の位置です。
F4のサイドカウルには車体と留めるために数カ所穴が空いているのですが、そのうちの2箇所が留めづらかったです。
問題になるほどではない誤差でしたので、ヤスリで穴を削りカウルを留められるように加工をしました。
この辺は同じメーカーのパーツでも個体差があると思われます。
一つの事例として参考にしていただければと思います。
カーボンカウルの納期
納期は見積もりの段階で約4ヵ月でした。
外車の社外パーツだしまあこんなもんか。と思って注文したのですが、実際に届いたのは11ヵ月後。
この辺りもメーカーによって大きく対応が異なるところですね。
社名は伏せますが、今回私が購入した企業の評判は良いとはいえない様子で、SNSなどでは注文後に大幅な納期遅れや問い合わせを無視するとの声が挙がっていました。
例によって私もその生贄となってしまったようで、届いたのは約一年後のことでした。
バイク乗りでカスタムに詳しい方などはここまでの記載で何となく予想はつくと思われますが、結論としては本当に口コミ通りの対応でしたので私は今後二度と利用することはないでしょう。
『いつ届くかわからない。』『というか、本当に私は注文したのだろうか?』
という恐怖と日々戦う精神力が必要になります。
凡人の私には苦行でした。
おかげさまで価格はどうでもいいからパーツを早く揃えたい。
という感覚が備わりました。
参考までに。
カーボンカウルを塗装に出す
F4の社外カウルが届いてもまだ終了ではないです。戦いはここからです。
バイク側面のパーツだけ全面カーボン状態はだらしないのでさっさと塗装に出しました。
デザインはこんな感じ。
これは実際に塗装を依頼するときに使用した下書きです。
以前乗っていたF4と今のF4RRのイメージを合体させてます。
MVアグスタのF4シリーズ(第二世代)は、一見するとどれも同じようなデザインに見えますが、よく見るとF4、F4R、F4RRは車種ごとに赤いラインの入り方など微妙に異なる箇所があります。
このような大きい部品の塗装は初めてだったので、業者さんに少しでもイメージをわかりやすく伝えるためにもデザインを可視化して共有することを心がけました。
コンセプトは『純正っぽいけど純正にはないデザイン』。
「F4」や「R」の部分は色を塗らずにカーボン地を活かすことにしました。
まあせっかくカーボンカウル買ったので多少はね?
ってな感じでサイドパネルにもインスタのアカウント名を入れたりなんかしちゃってオリジナリティ演出に必死なTAiでした。
カウル塗装が完了したMVアグスタF4RR
1ヶ月ほど待ち完成品が届きました。
新しいカウルを装着した新生F4RRがこれ。
うーん、いい感じ!
インスタのアカウント名もカーボン地で記載されていていいね!(自画自賛
写真では分かりづらいかもしれませんが、『R』のロゴも一つは赤色、もう一つはカーボン地でデザインされています。
そしてちゃっかりホイールもカスタムされています。これについては別記事で。
こんな感じで、構想から装着までトータルにかかった期間はおよそ11ヶ月。
いやー長かった。まあ殆んどがサイドカウルの納期ですけど。
バイクの慣らし運転も終わってこれで好きに乗れます。(2020年9月頃)
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